それは、君が見た青だった
大切な人が、死んだ。
小学生からずっと一緒だった親友・小夜を突然の事故で失った高校生の桃。
失意の中、葬式で8年ぶりに小夜の弟・佳一郎と再会する。
住宅街の秘密基地、黄昏に染まる観覧車、通いつめた駄菓子屋。
子供の頃の、楽しかった思い出を取り戻すかのように、桃と佳一郎は思い出の場所を辿ってゆく。
‘親友’と。
‘姉’と。
‘小夜と過ごすはずだった夏’の景色を探して―――。
最愛の人を失った少年少女が紡ぐ、切なく青いひと夏のグラフィティ。
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