平成元年生まれの中学生・高橋 漣は、友人と出かけた花火大会で園田 葵と出会う。<br />自転車で転んだ漣に、絆創膏を差し出してくれた葵。<br />二人は放課後のわずかな時間を過ごすうちに、強く惹かれ合っていくが、葵は突然姿を消した。<br />いつもどこか傷を負っていた葵の異変に気づけなかったことを後悔する漣は、葵の友人・弓からのわずかな情報をもとに、葵を探しにゆく──。<br />中島みゆきの名曲「糸」をモチーフに紡がれる、北海道・美瑛で始まる’出逢い’の物語。<br />