祖母の経営する古いアパートで憧れのひとり暮らしを始めた小野町楓。<br />素敵なコミュニティを期待してた彼女の妄想虚しく、住人たちはしっかりと生きてる現実のひとばかり。<br />平々凡々生きてきた楓は、初めて『他人』に触れ、初めて痛みを知る―――。<br />「家族」だから、「友達」だから、「夫婦」だから。<br />そんな言葉にがんじがらめになっているすべての人へ贈る、瀬川藤子のワケありアパート物語!!