一緒に食べて、分かち合って、’おうちの味’が出来ていく。<br /> お弁当交換にも慣れ、穏やかな同居生活を過ごすハルと蒼。<br />そんな中、蒼は生まれたばかりの甥っ子に会うため、帰省することに!楽しみな一方、それは長年確執があった「母」と対峙することでもあって――。<br />蒼の不安げな様子を見たハルは、いつものようにお弁当を持たせて、笑顔で送り出す。<br />言葉で伝えきれない温かさで。<br />親しんだ味はどんな時も、そっと心を解してくれる。<br />