ミッドナイトブルー
『ミッドナイトブルー:色の名称。
「真夜中の青」と形容される、ほとんど黒に近い青のこと。
濃紺よりも暗い紫みの青。
中国明朝の磁器に用いられた釉薬から名前がついた「ミンブルー」に由来するという説もある。
』 ―それは高3の夏「卒業しても2年ごとに集まって4人で火星観測をしよう」そう約束した2日後に、彼女は交通事故で死んでしまった。
天文部の同級生だった僕たち3人は彼女との約束を守り、2年に1度集まっている。
そこには、僕にしか見えていない彼女も来ているけれど―――…。
(「ミッドナイトブルー」) 戻れない青春の日々を大事に慈しむ表題作他、ノスタルジー溢れる短編全7編を収録。
新世代の叙情派ストーリーテラーが贈る傑作短編集。
― 人生の宝箱に入れたくなる物語たちをあなたへ ―
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