インディゴの気分
[ポルノグラファー]の過去編にして完結編、担当編集・城戸×若き日の官能小説家・木島のスピンオフ! ポルノ作家と俺の‘言えない’お仕事――「さっきの…気持ちよかった?」 【登場人物】◆木島(きじま)…純文学崩れのポルノ作家。
蒲生田の弟子になる。
◆城戸(きど)…官能小説の編集者。
困窮する木島に執筆を依頼。
◆蒲生田(がもうだ)…死期の迫る官能小説の大家。
鬼畜なくせ者。
(?本文より一部抜粋?)「じゃあ、こいつのブツをしゃぶれるか?」――イカせられたら俺の遺作はくれてやる。
蒲生田の問いかけに、木島は訝しく眉をひそめた。
あまりの提案に悪趣味だと狼狽する城戸だったが、木島の脳裏には、この仕事が絶対に欲しいと懇願してきた城戸が、あのとき握られた手の熱さが、よぎった。
「やるよ。
何てことないだろ、これくらい」そう言うと、城戸のまだ柔らかなそれを口に含み、いやらしく音を立てながら舌を這わせはじめる…。
かつて憧れた男が跪き、淫らにその屹立を咥える光景は城戸の嗜虐心をひどく煽った。
そして―――…。
[ポルノグラファー]から遡ること数年。
凡人の憧れ×天才の孤独を描いた、城戸と木島の‘言えない’過去の物語。
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