最果てのパラディン
ルゥを従士として雇い、行動を共にするウィルは領内に現れた不死者への対応を、ルゥの初陣の場として選ぶ。
そして‘柱の塚’へと出向くと、そこには――「ようこそ、我が寓居へ。
二年ぶりかね? 灯火の戦士よ」不死神・スタグネイトの遣い〈ヘラルド〉が待ち受けていた。
軽口をたたきつつ、巧みにウィルを誘惑せんとするヘラルド。
だが、不死神の本当の用件は、近い将来訪れるであろうウィル自身の死を啓示することだった。
竜の咆哮がこだまし、‘獣の森’が、‘灯火の河港’が、魔物たちの狂奔の渦に飲まれていく。
自身の死と、邪竜の圧倒的な暴力のイメージにウィルは、膝を折ってしまい――。
「小説家になろう」発、王道ハイファンタジー青年が‘真の勇気’を知る第8巻!!
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