199X年、低硫黄の大油田が開発されたインドネシアに日本資本が大挙進出、現地の混乱と荒廃を無視した利潤追求に対して排日運動・反政府運動が活発化する。<br />不測の事態を回避するため、日本政府は何らかの防衛措置を取らざるを得ない状況に直面していた──。<br />そして国内では、在留邦人危機を機に自衛隊の海外派兵を目論む‘戦争の犬たち’が暗躍し始める……。<br />