7歳の息子を不慮の事故で亡くし、悲しみにうちひしがれる明穂の脳裏に幼い頃の祖母の言葉が甦る。<br />「村の離れに古いお墓があるだろう。<br />…あそこに埋めると死んだ者がよみがえるようになってしまってな…」それが作り話であろうと、試さずにはいられない…。<br />明穂は息子の遺体を車に乗せ、伝説のセメタリーを目指すのであった。<br />同時収録/夏の終わりに