東京で順調な会社員生活を送っていた原田貴司は、皆が羨む海外研修を命じられた直後、気がつくと実家の岡山に向かっていた。<br />故郷での暮らしは、うまくいかないことも多くて、イライラしたりヘコんだり。<br />でも同級生と再会したり、教育実習の教え子に励まされたりしながら、貴司は自分が本当に進むべき道を見つける――。<br />