自動小銃を乱射しながら、GI(アメリカ軍人)に追われる青年。<br />追いつめられた彼は、突如目の前に現れた奇妙な洋館に逃げ込んだ。<br />住人と思われる女がひとり現れ、銃を突きつける青年に向かって、怪しく微笑んだ。<br />「あなたは恐れるものなどなにもない…」彼女は何故かその青年の名・ゴッドを知っていた。<br />おののくゴッドを招き寄せるように女は語りかける。<br />「私の名はイヴ…」官能と戦慄の表題作「イヴの館」を含む、十編の物語が織りなす珠玉の短編集!