結局俺は射精には至らなかった(当たり前だ)。<br />だけど恭介はしつこくて、俺と梶さんを別れさせる事を全然諦めない。<br />わかってる。<br />間違っているのは俺の方だ。<br />精神的にすっかり参っていた俺だが、そこへ持ってきて母さんが事故に!ヤケ酒を煽っていて菜々からの緊急連絡に気付かなかった俺は、大分遅れて病院に駆けつける事となってしまった。<br />菜々からすっかり嫌われて、泣きっ面に蜂…。<br />こんな時、梶さんが側に居てくれたら……。<br />