加納康子、28歳。<br />その妖艶な裸体を晒し巨大なベッドに寝そべりながら、彼女は考えていた。<br />「うちは男の生気を吸い取ってんかもしれへんな……」大阪でホステスをしている康子は、その肉体を武器に何人もの男を惑わせ、溺れさせてきた。<br />しかし本当に愛した男はヤクザの抗争で殺された。<br />彼のことを忘れられないまま金づるのオヤジに抱かれていた時……その親父が突如腹上死! 康子と関係した男は死んでしまう……本当に、彼女は男の命を吸い取って生きている魔女なのか……!?