長年の苦労の末に今井藩の剣術指南役に任命され絶頂にあった鮎川井左衛門。<br />だがそれから数年後、仕えていた今井藩は取り潰しになり、仕官先を求めて江戸に出るもなかなか士官はかなわず、妻子に負担を強いる生活が続いていた。<br />大金を用立てした金貸しは今流行りの商売「そば屋」をやることを提案するが、武士の面子にこだわる井左衛門は首を縦にふらない。<br />しかし娘の死をきっかけに…。<br />本当に大事なことは何か、生きることとは何か。<br />笠太郎が送るヒューマン時代劇。<br />