恐怖への招待
深い森の中にある一見の古びたホテル。
道に迷った男が一人、助かったとばかりに立ち寄った。
出迎えたのはうら若き女主人、しかも一人でこのホテルを切り盛りしているという。
妙だな、と男は思ったが、熱いシャワーを浴びていると女主人の視線を感じた。
二人はもつれ合いながらベッドへ…と、突如その女主人によって振り下ろされる出刃包丁! 何が起こったのかわからず絶命する男。
彼女は淡々と死体を処分し、鏡に向かって話しかける。
「一体何人殺せばすむの?」(『森の家』より)松森正の微細流麗な絵が読者を恐怖の渦へと飲み込む傑作短篇集!
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