吉本がギャラを全て持ったままミチルと共に姿を消した。<br />カメラマン不在となり、誰もが中止を余儀なくされると思ったその時――…。<br />「止めるんですか」意外にも、声を上げたのは栄二だった。<br />倒錯と退廃の美学を華麗に描き出した問題作『きみはぼくのもの』ついに完結!!