弟の顔して笑うのはもう、やめる【単行本版】
蒼介とラブホテルに入った事を美羽から聞かされた壱也。
心臓を抉り取られるような痛みを感じながら、それでもなお、美羽と別れる決断はできない。
それどころか…。
「こんなに惨めで苦しい思いをしても、このひとを手離せない」そんな壱也にとって唯一の望みは、美羽が家族という形を壊せない事。
無償の愛に満たされた今の家族の温かい円の中が彼女の安心。
だから彼女は、絶対に蒼介の手は取れない。
「蒼介、もう彼女を待つな」懊悩の第6巻は三十一話〜三十六話までを収録。
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