昼食の時間に級友達が広げるお弁当が羨ましくてしかたなかった。<br />義母にパン代しか渡されなかったから。<br />でも、ある時、『しるべん』というあだ名の男の子に言われた。<br />「すげえ怖い目をして人の弁当見てるな」「作ってもらえなきゃ自分で作ればいいじゃん」…その日から私の『おべんとう放浪記』が始まった…。<br />他、感動の夫婦愛を描いた「われもこう」を収録。<br />