それは未曾有の大災害だった。<br />娼館にいる志乃たちは無事なのか。<br />希望子は…!矢も盾もたまらず、押し留めようとする両親の反対を振り切って実家を後にした私は、まさかその時、公司郎が私の身を案じて私の実家に向かっていたとは、思いもしなかったのだ…。<br />