優しくて料理上手な母親とふたり、赤い屋根の家で快適に暮らす「あの子」。<br />でも「このままでいいのか」という思いが頭から離れない。<br />やがて「あの子」はリュックにおにぎりとお気に入りのパンツを詰めて家を出る――。<br />画家としても活躍中のクマザワミキコが贈る、ゆるくて可愛くて哲学的な「あの子」の世界!!