収容所では「アクチブ」という思想運動が行われるようになる。<br />同調しないと帰国できないという噂が流れた。<br />「友よ、せめて、せめて、魂は共に帰ろう」――昭和24年11月4日、小澤の乗り込んだ日本船は舞鶴港に入港する。<br />それから60年後、小澤が著者と共に舞鶴を訪れるまでを描いた完結巻。<br />第44回(2015年度)日本漫画家協会賞コミック部門大賞作! 同名単行本より、「第三章 帰国編」後編を収録!!