函館の病院で働く22歳の新米看護師・たむらは、ある日突然原因不明の高熱に襲われ、動けなくなってしまう。<br />いくつかの病院を転々とした後、たむらは脳神経内科のサトウ医師により、ギラン・バレー症候群と診断される。<br />身体の自由と普通の日々を奪われてしまったたむらの、長く険しい闘いの日々が始まった――。<br />