福島県に住むサラリーマン・菅波戒(すがなみ・かい)は、東日本大震災で行方不明になった親戚の捜索がきっかけで、小学校まで親しかった幼なじみの睛(ひとみ)と再会。<br />睛の影響でボランティアに参加した戒は、母親の不貞や両親の離婚で自分にも他人にも期待しない自分を叱咤した萱原(かいはら)にも再会するが、萱原は復興のかたわら津波で行方不明の息子をずっと捜していた……。<br />震災とその後をどう生きるのか描く話題作!