同期の天才ソロシンガー・藪内(やぶうち)の演奏を目の当たりにし、フジキューは自信を喪失。<br />その不安はバンドの絆に軋轢を生み、ついには空中分解という最悪の事態に……。<br />蹉跌を味わい、迷いながらも、たった一人でオーディション決勝の舞台に登る覚悟を決めたフジキューが、勝負曲として選んだのは──。<br />