帝国軍の反撃により装甲戦力が壊滅し、抗・帝国軍は頽勢に転じた。<br />既に目的を達成したことを知るテロリスト達は、自決の道を辿ろうとするが、その胸中に渦巻く実感への渇きは、倦むことを知らずのたうつ。<br />帝国人を殴りつけたい。<br />彼らが泣き喚き、許しを請う様を見たい──。<br />そこに入った帝国軍人からの通信。<br />電信回線で西方諸国中の人々が聞くそのアリス・L・マルヴィン少尉の声は、謝罪ではなく、三つの要求を突きつけていた…