あなたのやさしい歌、静かなメロディーが、わたしの胸を熱くする。<br />もも子は予餞会で聞いた歌が忘れられなかった。<br />その憧れの歌声の主・小林からコンビを組んでコンテストに出ないかと誘われる。<br />自分の歌を誰よりも好きでいてくれる、誰よりも大切にしてくれるのはもも子、小林はそう思っていたのだ。<br />誰だって好きな人の役に立てるのはうれしいこと。<br />そんな純粋な想いを描いた、珠玉のセンチメンタル・ラブ・ストーリー3編を収録。<br />