復讐者たちから大切な人を守るため、悠介は再び悪魔の仮面を被る。<br />その身体のどこにも、もう悪魔は棲みついていなかったのに……。<br />絶望を抱えたまま悠介は、少女に手を引かれ、その町に至る。<br />探していた物語は、そこにあった。<br />━━記憶は。<br />生々しい匂いとともに甦る。<br />