長い自失から正気を取り戻した勇樹。<br />桜根に嬲られていた五所と須藤を助け出し、集まった信者達に「自分は神でない」と訴える。<br />混乱し寄る辺を求める信者たちは、’導師’の言葉に暴徒と化す。<br />貪られ、啜られる勇樹の肉体。<br />救いを求める勇樹の叫びが、十年混濁していた岡崎の意識の中で響き渡る。<br />