現代に忍者は生きている――。<br />スパイ天国と称される我が国にあって、本当は世界最強の諜報集団が存在し、護国の柱となっているのをご存知だろうか? いわんや忍者のことである。<br />「八百蜘」なる一族に生まれ育った少女・キリネは、とある「大会」に参加していた。<br />その表向きの目的は、日本代表の忍者を選抜すること。<br />しかしその実態は、四日以内に他の参加者を間引かなければ自身が絶命するという凄絶なるサヴァイバルであった。<br />