長引く紛争を終結させるために創られた兵器’サイボーグ義手’。<br />禁忌の技術として生まれたその力は、医療機器に形を変え、人々の生活を支えていた。<br />サイボーグ義手を使う母を持つ狐月ソラは、自身が起こした交通事故のトラウマを引きずり、家にこもり、だれとも関わることのない日々を過ごしていた。<br />それでも、母と2人で過ごす毎日は幸せだった。<br />あの事件が起こるまでは――。<br />禁断の戦争兵器を巡る復讐の青春SF、開幕――。<br />