協立銀行プロジェクト推進部の竹中治夫は、支店長として梅田支店に異動する。<br />頭取から梅田の平理病院への融資について特命を受ける。<br />医療法人善良会・織長無限と、彼の息がかかった平理病院事務長の明智貢が病院乗っ取りを企てていたのだ。<br />竹中は、善良会の金の流れを調査、部下の三木と丸田も企みを探り出す中で、明智と雄長の知られざる過去が明らかになる――。<br />