坂本竜馬暗殺犯と噂される男・佐々木只三郎。<br />小太刀日本一と称されるこの佐々木、暗殺の日より十三年前の江戸で、稀代の天才学者・佐久間象山から、あるフランス人少女の護衛を依頼される。<br />その対価、三百六十万両。<br />少女を狙うは水戸一派、勝麟太郎、そして坂本竜馬。<br />この事案をきっかけに時代は「幕末」へと変容していく――。<br />