日常は淡々と進んでいく。<br />彼の大きな変化をのぞいてーー。<br />ある朝、目覚めると異常に気づく。<br />俺は虫だ。<br />巨大な甲虫になっている。<br />だが、かまってはいられない。<br />仕事に行かなくては。<br />俺は家族を養わなくてはならないのだから。<br />。<br />実存主義的文学の先駆者であるカフカの代表作「変身」をまんが化。<br />平凡な日常から逃げ出せない一市民におこった異常な変化を真剣に、時にコミカルに描き、実存とはなにかに迫る。<br />