夫のちんぽが入らない
生きづらさの底にある希望の物語。
ついに堂々完結。
ひとりの女性が二十年の歳月をかけ、辿り着いた答え。
三十代半ばを迎えた倉本さち子はすべての性活動を終了させる。
ずっと悩み続けていたコンプレックスから解放され、やっと手に入れた安寧の暮らし。
そんな時、高校教師である慎の携帯電話に警察から連絡が入る。
問題を抱えた生徒にも根気よく接する夫の姿を見て、全面的に支えたいと願うさち子。
だが、身を削り生徒指導にあたっていた慎に異変が起きてしまう。
世の中の「普通」に呪われた女性が、絶望の果てに見つけた希望とは‥‥!?「そう思えただけでも 私が死にたい気持ちと向き合った日々は 無駄ではなかったと思う」
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