ワールド イズ ダンシング
シェークスピアより昔に世阿弥がいた。
「わびさび」の走り、世阿弥がいた。
庶民の代表者である芸能者が、国を、社会を変える! 世阿弥こと鬼夜叉は、父親・観阿弥の命令でとりあえず舞っている美少年。
観阿弥が頭をつとめる人気の一座・観世座に所属しているが、何故舞う必要があるのか常に疑問に思っている。
そんななか、ある小屋で、貧弱な体と枯れた声、下手な動きで舞う女を見かけた。
いいはずないのに、その姿に鬼夜叉は「よさ」を強く感じた。
彼女の死で「舞をすること」の必要性を感じた彼女は、「幽玄」な動きをする謎の農民、「虹の袂」で商売をする片腕の少女・五月との交流を経て、自分の舞の可能性を高めていく。
そんななか、将軍・足利義満の前で舞う機会を得た…。
「身体」を武器にした中世ダンスレボリューション、開幕!!
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