「神様が視(み)える」という特殊な体質を持つ少年 環春(たまきはる)は、身の回りに存在する八百万(やおよろず)の神らと心を通わせていた。<br />ある日、出会った貧乏神の少女 カズラと共に’忌み地’と呼ばれる神社を訪れた彼は、そこで巨大な穴’虚(うろ)’に飲み込まれてしまう。<br />目覚めた環は、自身が神々の棲まう国「高天原(たかまがはら)」へと渡っていることを知り―――!?