‘言葉はいらない。<br />ただ側にいてほしい。<br />’――転勤で地方支社に来た清崎は、優しくて仕事ができる魅力的な大人の男。<br />だが、忘れることのできない過去を抱えて苦しんでいた。<br />そんなある日、酔って車道に飛び出た彼を救ったのは、定食屋で料理人をしている無口な青年・蒼だった。<br />「死ねなかった…。<br />」つぶやく清崎の意外な一面をみてから、蒼は清崎が気になってしまう。<br />そして蒼もまた、傷を抱えていた。<br />臆病な二人の恋の行方は…?