血塗れの集落──羽生蛇村は、都市伝説『三十三人殺し』により影でそう呼ばれていた。<br />周囲を山に囲まれ独特の信仰と土着の伝承が根付いたこの土地に、オカルトマニアの少年・須田恭也はほんの好奇心から足を踏み入れてしまう。<br />それは決して終わらない悪夢の始まりだった…。<br />