小田星子が可愛がっていた小鳥の‘黄色’が、ある日、とつぜん行方不明になった。<br />星子は「まいご鳥」のビラをあちこちの街角に貼っておいた。<br />‘黄色’が見つかったと電話で知らせてくれたのは、田村葦の介という売れない童話作家だった。<br />そして、ふたりの交際がはじまったが……。<br /> 【同時収録】ブルーあい/パフの家/水葬物語/69cmののん