時は大正――。<br />事故で右手の自由を失い田舎へと厄介払いされた珠彦。<br />父にあてがわれた嫁・夕月と暮らすうちに彼女の人柄に触れ、珠彦は変わっていく…。<br />二人きりで過ごす大晦日。<br />幸せな日々を思い描いていた翌日、夕月が手紙を残し家を出て行ってしまう。<br />憔悴する珠彦だったが、志磨の家に彼女がいると確信し、志磨邸へ向かい…!? 大正ノスタルジックホンワカストーリー最終巻!!