世田谷シンクロニシティ
バイト先によく現れる「彼」は、いつも決まって同じ席で同じ男と居た。
……めちゃくちゃ、タイプだった。
「恋をするのは女の子なのに、男にしか欲情できない」という不思議な体質に悩まされている高史は、彼女・舞の転勤により、一緒に暮らしていた家を出なければいけなくなってしまう。
困り果てていたところ、友人が使っていない寮部屋に住まわせてもらえることに。
が、話によると「同室の男は‘あっち系’」……。
入寮の日を迎え、同室の男・深町と出会った高史は度肝を抜かれる。
深町は、バイト先でいつも気になっていた「彼」だったのだ。
そしてある時、二人は一線を超えてしまう……。
「ふつう」ってなんだろう。
俺は「ふつう」になれるのかな……。
不器用な二人が手を取り合ったとき、涙が溢れて止まらなくなる。
あたたかなメッセージがぎゅっと詰まった、本郷地下・待望のBL最新刊!
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