抗えない時代の潮流に翻弄される男たちの慟哭 おのれの宿命に決して屈せず、戦い続ける吉村貫一郎。<br />それは本物の侍の姿であった。<br />数多の命を奪ってきた人斬り斎藤一に予想だにしない感情が湧き上がる。<br />戦い破れ、やがて北の地へ追われた斎藤を待っていたものは――。<br /> 孤高の作家ながやす巧が、浅田文学の最高峰に挑む魂の物語! 激動の第四章「斎藤一」編、完結!!