長き月日を経て心を宿した器物――‘付喪神’ かつて付喪神への復讐を誓った青年・兵馬と、付喪神に愛され育った少女・ぼたん。<br />二人と共棲する六人の付喪神・‘婚礼調度’の処刑を目論む首謀者は、八衢黒檀だった。<br />‘塞眼’でありながら‘唐傘’に与し、ぼたんの‘現人神’の力を狙う黒檀に兵馬の怒りが爆発する。<br />絆と恋の付喪ノ語り、激闘決する第十一巻。<br />