どこにでもある寂れた商店街の目と鼻の先にある横断歩道には、人型の信号ロボット’信号さん’、’不空(フク)’の姿――。<br />「人型ロボットは、人の悲しみを減らすことが出来る存在である」そんな目的の為に作られた不空は、悲しい出来事を乗り越え決意する。<br />自分自身のことを知るために――…。<br />渡り切るまで気を付けて、渡ったあとも忘れずに。<br />優しく見守る光はきっと。<br />貴方のそばに、信号さんはそこにあり。<br />