向井朝子は葬儀社「羅生苑」の新米社員。<br />今日の故人様はカルト宗教信者。<br />荒れる葬儀に疲弊する朝子は上司の水野に誘われた居酒屋で、隣の席の客から「僕の葬儀をお願いします」と驚きの依頼を受ける。<br />彼は余命2か月、末期の肝臓がんで――。<br />遺体の長期保存技術「エンバーミング」を巡る新章も収録!