死ぬためではなく生きるために戦う―。<br />新選組終焉の地、箱館・五稜郭。<br />背水の陣で戦いに向かう男は、謎の若き剣士に遭遇する。<br />青年は吉村貫一郎と瓜二つだった…。<br />父から子へ、子から父へ、受け継がれる「士魂」とは!? 孤高の作家ながやす巧が、浅田文学を緻密に描く渾身作! 再登場「角屋」主人が吉村父子の最期を明かす第7章!!