「がんになっちゃいました。<br />」いつもの淡々としたトーンで伝えられたのは、2013年1月のことでした。<br />それから2年半後の2015年6月、火村正紀先生はご逝去されました。<br />つらい闘病生活の中で「明るいマンガを描きたい」とノートに向かい、たくさんの笑いと、優しさと、涙がつまった作品を編集部に送り続けてくれました。<br />未完成ではありますが、そこも含めて多くの人に届けたい火村正紀先生最後の作品です。<br />