話はコーキがタトゥースタジオに初めて訪れた日にまで遡る。<br />店長が席を外している僅かな時間にミアは店を訪れた。<br />ミアは時間つぶしのように一方的にコーキに質問を投げかけ、「嫌いなもの」の質問に意外な答えを返したコーキに興味を引かれる。<br />「気にいった」と、お礼のようにキスを残して去ったミアにコーキも心を奪われて――。<br />誰のものにもならないミアと、不器用なだけで一途なコーキのエピソードゼロの物語。<br />