齋藤なずな作品集
巨きな樹でありたい……、自己を貫き通した芸術家・武者小路実篤と二人の妻。
出口はどこに……、明治という時代に圧殺された樋口一葉、聖女か、夜叉か……。
傷つきやすい魂に真実であろうとした無頼派・太宰治の絶望の果て……。
日本の夜明けを駆け抜けた明治の文豪・島崎藤村の心の暗部に棲む魔獣……。
ひたすらに己の自我を生きた童謡詩人・北原白秋の目に映った色、色、色。
日本美術界に大いなる遺産をのこした岡倉天心がみた悠久の夢……。
情愛と、文芸への愛ゆえに苦悩し、輝き続ける日本近代作家伝、完結。
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