百鬼夜行(単話)
唯一の肉親である祖母を失くし天涯孤独となった秦野希生。
将来のため祖母との思い出の家を離れるよう迫られ、失意の希生が蔵で見つけたのは桐箱に納められたヤモリのミイラ。
だがそれは突然巨大な蛇へと姿を変える。
自らを『物の怪』と称する蛇の名は『安樂』。
希生の祖母に恩があると語ると人間に変化するが―…現れたのは長身長髪の全裸男で…!? 『自分に任せろ』と希生に告げる、姿は美しいが一風変わった性格の安樂。
戸惑う希生だったが次第にその不思議な魅力に引き込まれていく。
物の怪と人。
決して馴れ合ってはならぬ者同士の仲は神である加賀智の知ることとなり、やがて二人は大きな決断を迫られることになるのだが―…
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